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2017年9月21日木曜日

ブログを引越しします。

永い間、皆様に愛されてきたこのブログ、本日をもって移転します。
移転先は、こちらです↓

工房ぬり松、ホームページ
http://www.nurimatsu.jp/

こちらでは、いままで通り制作活動(工房ぬり松、)、漆セミナー、その他漆に関する役立つ内容とあわせ、博多漆芸研究所の活動など幅広くお話ししたいと思っています。
今後もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

2017年8月19日土曜日

金継、漆器修繕のご依頼について


金継と漆器修繕について。


岩田屋での注文受付は、
8月13日で終了しました。

姪浜の工房では
随時受け付けております。

ご希望の方は、
お電話)092-834-4805 か 090-9490-2665
または
メール)info@nurimatsu.jp

にて、ご来訪日をご相談ください。
※アポ無しだと不在の場合があります

お見積もりは、1点につき10~20分程度です。


陶磁器の参考価格は以下のとおりです。
「ひび」「割れ」は、長さ
「欠け」は1辺の長さでご覧ください。

ガラス製品や漆器は1.2~1.5倍になります。



天然素材で継ぎますので、
通常3か月前後かかります。

現在、ご依頼が立て込んでいるので、
納期は2月以降になります。







2017年8月15日火曜日

岩田屋 在廊日のお知らせ

岩田屋 本店6階リビングフロアで、
8月22日まで、工房ぬり松、の
漆芸作品を展示販売しております。

松生は
8月15日(火)    13:00〜18:00
8月18日(金)    13:00〜18:00
8月22日(火)    13:00〜20:00
に店番しております。

もちろん、不在の間も
ご観覧、ご購入できます。


皆様のご来場をお待ちしております。

2017年8月12日土曜日

岩田屋 金継相談会 明日まで

9日からの金継相談会、
たいへんご好評をいただいております。

ご相談は11:00〜18:00に
随時受け付けですが、
混み合ってくると整理券をお渡しして
お待ちいただくこともございますので、
ご予約が安心です。

ご予約(岩田屋 和食器コーナー)
092-734-4721

昨日までに多くのご注文をいただいたため、
本日お受けした場合の納期は
半年後の2018年2月11日となります。

納期は、最長のお待たせ時間ですので、
完成し次第ご連絡差し上げます。

よろしくお願いします。




2017年8月8日火曜日

岩田屋さんで展示会と金継相談会 明日から始まります



8月9日(水)~22日(火) 
「工房ぬり松、漆のうつわ展」
10:00~20:00

場所は、新館6階の和食器コーナーで、
毎年秋に展示会をさせていただいている
ザ・ギャラリーの前らへんです。

8月9日(水)~13日(日)
11:00~18:00
の5日間だけ、
金継相談会をします。

岩田屋本店の
「使われなくなったモノに、
新たな価値を見出す。

IWATAYAクリエーション」
という催事の一部です。

WEBチラシ


§  §  §

今回は、
漆芸や金継の専門知識が無い方でも
わかりやすいように、
見本を作成しました。
(もっとたくさんあります)

こんなふうに、
器に当てて印象を確認できるので、
感覚的に選べます。


金属粉だけでも、

金消し
青金
水色金

銀消し

から選べます。

その他、
色漆
変り塗り
蒔絵
などなど

漆芸作家ならではの
芸幅の広さで
お楽しみいただけます。

色漆の青をベースに、
青金の蒔絵。

こんな清涼感あふれる仕上げはいかがですか♪
(金魚も泳いでま~す)


§  §  §


その場でお見積もりします。

今回お預かりできるのは、
お一人様3点までです。

混み合う場合は、
整理券をお渡しします。

8/9~13の金継相談会期間中は、
順とまさよの2名で常駐して
皆様のお越しをお待ちしています。

※金継相談会はお時間が
11:00~18:00です





2017年7月28日金曜日

勉強会と称して、菊鮨さんへ!

外からの情報をインプットして、
作品をアウトプットする。
他分野の芸術作品に触れるよう
日頃から心がけておりますが、
お料理をいただくことは
何よりの勉強!

そこで、
5月のブログで書いた、菊鮨さんに
行ってまいりました!

春日高校のすぐ近く。
住宅街に忽然と現れる和風建築。



予約で18:00に伺ったら、一番乗りでした。
おかげで、「ぬり松、の折敷」がカウンターに並ぶ図を
撮影できて嬉しかったです!

ひゃ~、かっこいい!(自画自賛)


すみません、
明るいうちから生ビール(;'∀')

それより、
奥の壁がすごく気になりますね。
鉄か?
紙か?

と話していたら、大将が
和紙を漆で染めたものだと教えてくれました。

なるほど、
漆の折敷と絶妙に響き合っています。


さて、お料理は・・・
次々と他のお客様がいらして、
あっという間に満席。

ここからの写真撮影は遠慮しましたが、
おまかせコースをいただきました。

一品目のジュンサイと貝の出汁仕立てで
いきなりKOです。

大根を丸く削ったのが、霰に見えて、
涼やか~に塩分も補給。

もちもちの鯛の昆布〆

薬味が絶妙のイサキの葛仕立て

意外性抜群な、鰯と大根のおつまみ

さるカニ合戦ならぬ、ウニとカニの和え物

夏だ!ハモの赤出汁

と、次々に繰り出される創作料理で
お酒がおいしくてたまりません!

驚いたのが酢飯です。
「赤酢」を使ってらっしゃるそうです。

砂糖不使用ですが「キリッ」だけではなく
まろやかな「コク」もあり、クセになる味!

カウンターの目の前が調理場で、
ハモの骨切りなど、
大将の職人技を見ることができます。

その向こうには
かっこいい器がたくさん並んでいて、
それでコース料理が供されます。

この季節は、染付天国と思いきや、
大将の審美眼で統一された、
激渋な唐津焼、萩焼、備前焼の数々。


最後にお茶をいただいたときのお湯のみ、
一見ひょうげた形でも、
持つと手に吸いつくようでした。

お料理も器も
すご~~く勉強になりました!


菊鮨食べログ
春日市春日公園3-51-3
092-575-0718
月曜定休










2017年6月30日金曜日

漆器の展示会&金継の相談会をします


ぬり松、にとって岩田屋さんは、
毎年の個展開催でお世話になっておりましたが、
金継の受注相談会は初めての試みです。

IWATAYAの折り込みチラシに掲載されています。

「金継相談会」の期間中は、常駐しております。
うつわ展は常駐ではありませんが、
できる限り接客したいと思っていますので、
店番できる日時が決まり次第お知らせします。





工房ぬり松 漆のうつわ展

*2017年8月9日(水)~22日(火)10:00~20:00
*岩田屋新館 6階和食器売り場特設コーナー

◆金継相談会
*8月9日(水)~8月13日(日) 11:00~18:00
*岩田屋新館 6階和食器売り場特設コーナー
破損した陶磁器、ガラス器の金継について
カウンセリングと注文受付をします。

<金継 参考工賃>
個別見積になりますが、

破損部分が小さい場合の参考最低価格は以下のとおりです。
(税・返送料別途)


 *ニュウ(ひび/割れが貫通していないもの) ¥2,300~
 *割れ(破片があるものの接合) ¥2,500~
 *欠け(破片が無い欠損) ¥2,700~

下処理が必要な白っぽい陶器や
くっつきにくいガラスになると、
追加料金が発生します。

仕上げの種類によっても料金は変わります。

金消粉
青金
水色金

銀消粉

色漆(赤、黒、青、緑など)

漆芸作家ですので、
様々な仕上げに対応可能です。
カウンセリングでご希望の方法を伺ってから、
工程をデザインします。

その場でExcelで自動計算して、工賃を算出。
さらにご希望を伺って微調整。
合意に至ったら受注。

完成後、ご返送。
という流れになります。

§ § §


当方は天然素材100%が信条です。
エポキシ樹脂などの化学物質で早く仕上げる
やり方はしません。


納期は最短で2ヶ月。平均で3ヶ月以上かかります。
漆は、2週間以上間隔を明けて工程を進めたほうが、
きっちり硬く仕上がるのです。

皆様のお越しをお待ちしております。

お問合せはこちら
または、お電話090-9490-2665

マツオイまで。


もちろん、相談会の会期以外も、
常時お問合せ、ご注文を受け付けております。
陶磁器の金継以外に、漆器や木器もどうぞ。

2017年6月23日金曜日

博多阪急にお越し下さった皆様、ありがとうございました!



今回は、
初めての阪急!
初めての実演!
初めてのワークショップ!

というわけで、初めて尽くしの展示会でした。


京都育ちの自分(まさよ)は、
「阪急さん」で展示会なんて、夢のよう♪

さて、
今回の実演は、お箸の絵付け。
人垣ができる瞬間もあり、
楽しみながらできました♪


土日のワークショップは沈金です。

 図柄は見本を使用しても自由なデザインでもOK。
とは言え、自由と言われてもドン引きするものですね。

ところが、フリーハンドですらすら
図案を描くお客様登場!
日本画を勉強されデザインのお仕事をされている
のだそうです。さすが!

ペアの沈金箸が完成☆彡
ご両親に贈られるんですって。
素敵ですね~~~!



とても楽しかったとのご感想、
ありがとうございました!!


さて、私達の売り場の目の前は
高級ガラス製品のリーデルさんでした。

そこのガラス製品がまばゆくもあり、
高嶺の花とも感じていたのですが、

なんと!
キングカズ似のナイスガイ店長さんのご厚意で
ディスプレイにお借りできることに!

ご覧あれ、このギャラクシーな輝き✨✨✨
リーデル傘下のドイツのブランド
ナハトマンの製品と、ぬり松、のコラボです。


漆器は夏も行ける!
と、確信しました😊

そんなこんなで
無事終了で~す。

お忙しい中、7階までお越し下さった皆様、
貴重なアドバイスを下さった博多阪急の田中様、
親切にしてくださったリーデルの皆様、
ありがとうございました!










2017年6月13日火曜日

明日から、博多阪急で展示会が始まります!


6/14(水)~6/20(火)の1週間
10:00~20:00です。

順かまさよが店番しておりますので、
ぜひ遊びにいらしてください。
※6/20(火)の午前中だけ不在です。

ではポップに紹介されておりますが、
そこは「ぬり松、」ですので。
いつもどおり
ゴスで異端な作品が並びます。


同業の方が見ても
どうやって作ったのかわからないでしょうね。

遺伝的アルゴリズム100%で
AIには作れない漆器を目指しています。


では、
みなさまのお越しをお待ちしております。

2017年6月10日土曜日

ワークショップのご予約受け付けます




6月17日(土)、18日(日) に
博多阪急で実施する
「沈金ワークショップ」

11:00~18:00に、7階売り場特設コーナーで
随時受付しております。

スペースの都合で、
一度に受講可能なのは
2~3人です。

ご予約も受け付けます

☎・SMS)090-9490-2665
mail )mameyacco@gmail.com
マツオイマサヨまで。
(接客中で電話に出られないことがあります)

<沈金の素地に使用する漆器について>
●箸/赤・黒 ¥3,000(税込 ¥3,240)
●ぐいのみ/大「繭」 ¥6,500(税込 ¥7,020)
●ぐいのみ/中 ¥5,000(税込 ¥5,400)
●ぐいのみ/高台あり ¥5,000(税込 ¥5,400)
●カップ/赤・黒 ¥5,000(税込 ¥5,400)

<素地の漆器をお持ち込みの場合>
講習料+材料費 ¥2,000(税込 ¥2,160)
※箱、のしは付きません 





2017年6月8日木曜日

博多阪急にて、展示会のお知らせ

来週は博多阪急にて、
作品展&ワークショップを行います。

とき 6月14日(水)~20日(火)
午前10時~午後8時(最終日は午後7時まで)
ところ 7階リビングスペース

詳細は下記からリンク↓

日々の暮らしにつかえるカップや箸から、特別な日の漆器まで、
多彩な漆器を揃えました。

父の日にいつもと違う、ワンランク上のギフトを考えている方にもおすすめです。

綿津見塗杯 7,580円


また、週末にはワークショップもします。

漆器作りワークショップ

内容 沈金ワークショップです。
皆様には、漆面に線を彫っていただき、
作家が漆を使って金を定着させます。
(参加者は漆に触れることはありませんので、ご安心ください。)

とき 6月17日(土)・18日(日)
各日午前11時~午後6時
随時受付
※お一人様約40分


ところ 7階リビングスペース

参加費(税込) ※素地代・材料・箱代含む
箸 一膳3,240円
ペア5,400円
作例

カップ 5,400円

ぐい呑み5,400円~

作品は当日お持ち帰り出来ます。

皆様のお越しをお待ちしています。









2017年5月7日日曜日

桃林堂画廊にて展示会のお知らせ





 東京・表参道の桃林堂画廊で、
昨年と同じメンバーでの
グループ展に出品します。

今回は乾漆作品が中心で
茶道具、花器、酒器が多めになります

フェルトを使う「毛胎」の作品も
出しますので、
珍しい物を探している方は、ぜひ。


*桃林堂画廊(桃林堂青山店2階) 
港区北青山3-6-12 ☎03-3400-8703
*2017年 5月30日(火)~6月4日(日)
*10:00~19:00(最終日は~17:00)

<出展作家>
伊藤あきえ(金工)
宇多田理恵(陶芸)
工房ぬり松、(漆芸)
越克枝(陶芸)
渡辺紋子(陶芸)


下記の時間帯は、
松生順が在廊しております。
※食事などで外出する場合もございます

5/30(火) 10:00~19:00
5/31(水) 10:00~19:00
6/2(金) 14:30~19:00
6/3(土) 10:00~14:30
6/4(日) 10:00~19:00


和布刈塗の折敷・・・菊鮨様



春日市の菊鮨様にて、
工房ぬり松、の作品をご使用いただいています。


「和布刈塗 折敷」工房ぬり松、

ぬり松、オリジナルの「和布刈塗」は、
和布刈神社の和布刈神事
感応して制作しました。
(詳しくは過去記事をご覧ください)

万葉集にも多く詠まれたワカメ。
古代人は、初春に芽吹く命に
格別な霊力を感じ、
それをいただくことで
力を取り込もうとしたのです。

海と関係が深い本作を
お寿司屋さんで使っていただけるのは
不思議なご縁を感じます。

和布刈塗の折敷に
海の幸。
なんてぴったりの組み合わせ!

清らかな白木のカウンターに
和布刈塗の折敷が並ぶ姿は圧巻でしょうね・・・

と、ふとネットを見ていたら、
まさにそのような写真食べログより)が
投稿されていました。

菊鮨さんのお寿司、
とてもおいしそうです。

たいへんな人気店のようなので、
気後れしていましたが、
来月の展示会が終わったら
自分へのごほうびに行ってみようかな~。



2017年4月10日月曜日

九州にもあったウルシノキ! 出会いから今までの記録


昨年10月の「西日本の漆を守る会」では、


佐賀県でウルシノキを育てておられる
渡邉さんと、初めてお会いしました。
こちらは、大山麓の浅井さんの漆畑です。
元々梨畑でよく育ち、10年目に漆掻きを
開始できたそうです。


12月には、佐賀県へ。
渡邉さんが鳥栖で16年前に植えた
70本のうち、生き残った20本弱
を見せていただきました。


そのときの様子は当ブログ
お伝えしています。


今年1月には別のウルシノキを見に杷木へ。
持ち主の梶原さんは、一昨年の講演会
お知り合いになった方です。

梶原さんは林業家で、
浄法寺へ何度も赴きウルシノキ栽培の
ノウハウを学んでらっしゃいます。

この日、福岡では珍しく積雪しました。
葉を落とした6年もののウルシノキ。
春になれば、また葉っぱが出るそうです。

梶原さんは、実生(みしょう)と言って
種から発芽させることに成功されました。
漆の実の外殻。
これを取り除くと・・・
中に入っている実。

ウルシの実は鳥の消化後に発芽するよう、
固い蝋で覆われています。
この蝋はハゼ蝋と同じく、かつてはローソクの
原料になっていました。

どうやって蝋を除くかが問題でしたが、
さすが木のプロフェッショナル!
いきなり成功したそうです。
1年でこれくらいに発育。

今年の2月に開催した「講演会 福岡と漆」では、
梶原さんからそのノウハウを惜しげもなく
お話しいただきました。
貴重なお話が聞けたと、驚きの声が。

福岡と漆。
過去から現在をつないだ講演会。
 (埋蔵文化財センターさんからお持ちいただいた、縄文時代、弥生時代の出土品)
( 松生順からは、黒田官兵衛の兜のお話し。)

(松生まさよからは、漆のDNAや産地について)
(漆掻きの用具)


渡邉さんにもお越しいただいたので、
ウルシノキについて紹介したところ、
興味を持たれる方が現れました。
この日は、浄法寺で漆掻きの研修を受けた
大西さんを含めた顔合わせが叶い、
北部九州の漆人が集結した感があります。

3月には、分根にチャレンジしてみよう
ということで、渡邉さん、梶原さん、大西さんはじめ
協力して下さる方々が集まりましたが、
あいにくの雨で中断。
(この日は、ぬり松は参加できず)

というわけで、今回は分根リベンジの集まりです。
福岡県、佐賀県から総勢16名が集いました!!

この木は今年で伐採予定とのこと。
木の生え際から根っこを掘り当てます。

1時間近くかかったでしょうか?
木の高さほどはあろうかと思われる
木の根っこを掘り出します。

参加者は各自、切断された根っこを持ち帰り、
苗に育てることになりました。
うちの子です。

渡邉さんからのアドバイスは
「斜め45℃に土に植える」。
どうなるのでしょうか?

小学校で経験した挿し木を思い出して
1本は水に漬けてみました。
あのときのアジサイのように根っこが
生えてくれると良いのですが・・・。










2017年3月26日日曜日

2017年漆の旅

鹿児島県に行ってきました。
鹿児島県姶良市には「漆」という地名があります。

まずは、姶良市立歴史民俗資料館へ。


ここへ寄ったのは、南九州特有の石造道祖神
「田の神様」を見学するのが目的でしたが、
館内には郷土資料がたくさん!
宝探しのように読み漁りました。

『鹿児島県の地名』という本の「漆村」という項目に
漆地名の由来が詳しく書かれていました。

それによると、漆には、かつて漆畠があり、
寛政12(1800)年の頃は「漆田村」と呼ばれていたそうです。

砂金がとれたため、嘉永年間に三年間だけですが、
鹿児島藩の大良金山として操業したとか。

受付のおじさんにも漆について尋ねてみましたが、
郷土誌に精通されている方で、本に書かれていたようなことを
すべてご存じでした。

やはり、地元の方の間でも、
「昔はウルシノキが植わっていた」と
言われているそうです。

漆への道順も丁寧に教えてくださいました。

おじさんから教えられたとおり、
「えっ、こんなところ車で通れるの?」と、
ドキドキはらはらの細い山道を往きます。

対向車が来たら離合できるのだろうか?
 ※離合(りごう)
最近、方言だと知りました (^^;
車同士が行違うことです

「…と恐る恐る走るうちに、
パッと開けて田んぼが広がるよ!」
これまたおじさんの予言通りの展開。


まずは、漆小学校を訪ねます。
日曜日で人気のない学校。

美しい木造の体育館や昭和のままの風景に
懐かしくて胸キュンです。


漆郵便局もあるぞ!
なんだか嬉しくなる、漆ワールド♪

田の神様も鎮座。


現地で薪を割っていたおじさんにも
漆地名について聞いてみましたが、やはり、
「昔ウルシノキが生えていたと聞いた」
とのこと。

その漆で何を作ったかはわからずじまいですが、
郷土史の本では、近隣の地域に
刀工、鉄砲鍛冶、馬を飼う牧などの
記述が見られるので、
あくまでも憶測ですが、
武器や兵器に塗るために植栽されていた
のかもしれません。

漆は甲冑の塗料として使いますし、
刀の鞘も漆塗りです。
金属の錆止めにも漆が塗られていました。

秋田県の川連塗りは、
軍需産業として漆塗りをしていたものが、
江戸時代に生活漆器へ転換したものです。

ともあれ、
現在の漆地区はなんとのどかなことでしょう。
帰りたくないエネルギーが満ちる場所です。

後ろ髪ひかれつつ、
「またいつか」
と、田の神様に約束して
漆を後にしました。